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株式会社ウーマンカレッジ

代表取締役

黒田 佳奈子

KANAKO KURODA

学びと出逢いでキャリアはもっと楽しく豊かになる

クライアントの業種や地域、コンテンツも増やしていきたいです。物事を掛け合わせるとイノベーションが起こるとしたら、今はそのパーツを増やしているところです。例えば、大正大学の招聘教授や上場企業の社外取締役、ウエディング・コンサル事業に挑戦しています。そういうことをやりつつ、夢に繋げていきたいと思っています。個人的には海外に住みたいという夢があります。日本は47都道府県を回りました。海外にいると視点が広がりますよね。海外にいながら、日本での仕事をリモートでできたら良いなと思っています。

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PROFILE

  • 企業名

    株式会社ウーマンカレッジ

  • お名前

    黒田 佳奈子

  • 社名の由来

    創業時から取り組んでいるサービスを分かりやすく社名にいたしました。社名にWOMANを入れたことは、1つの覚悟でもあります。

  • 部活、特技

    唎酒師の資格をもっています

  • 趣味

    旅行

  • 尊敬する人

    マクニカ創業者 神山治貴様

  • 好きな映画

    秋刀魚の味

  • 底力の源

    学生時代や新卒同期の仲間の存在

  • 子どもの頃の夢

    文科省の官僚、政治家

CEO STORY

Q1

あなたを良く知る人物に紹介してもらってください(他己紹介)

◎お客様に当たる会社の社長さんから

黒田さんには3年ほど前から、当社の組織開発へのアドバイスをもらっています。黒田さんの魅力は、お仕事をご一緒された方なら皆さん分かると思いますが、信頼できる経営者であることはもちろん、会う度に何やら面白い挑戦をされていて、次はどんな話を聞けるのか?と楽しみになります。笑顔が素敵な女性ですから柔らかい印象も持ちますが、クライアントに対しては真剣であり、言いにくいであろうこともしっかりと伝えてくれます。正直、最初はそのギャップに少し驚きました(笑)忙しい中でも、関わる人への細やかな気配りを欠かさない姿も、見習いたいものです。

Q2

上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか

私を紹介してくれた方は、当社のお客様に当たる会社の社長です。当社の事業の一つに、女性管理職や若手社員育成のためのメンタリング導入サポートがあります。その関係でメンターの授業をご依頼いただくことが多いのですが、そのうちの1社が社長様の会社です。出会ったのは5年ほど前になりますが、3年前から新規事業拡大についてのアドバイスや代表のメンターをご依頼いただいています。お互いをよく知る親しい間柄です。

Q3

どんな学生でしたか

中学生の時から、文部科学省に入り、ゆくゆくは政治家になることを目指していました。様々な家庭環境にいる子どもたちが、学校に行けば幸せになれるような場所を作りたかったんです。公立学校に通う子どもたちにとって居心地の良い学校になるように、日本の教育制度を変えようと考えていました。この夢を叶えるために、政治の勉強ができる大学をチョイスしたんです。しかし、官僚政治家の立場だと実現スピードが遅く感じ、自分が40代で活躍しているイメージが持てなかったんです。そこで、30代から実現できる手段として、起業しようと思い立ちました。就職先は「起業家輩出機関」をテーマに掲げたベンチャー・リンクを選びました。

Q4

学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください

就職後は新規事業開発に従事しました。その後、電通コンサルティングで大手企業のマーケットサポートを経験しています。これら2社を含めて合計3社で会社勤めをしました。3社目で社内起業したのが最初の起業です。後にその事業を買い取る形で代表取締役になりました。小さな会社だったのですが、株はすでに売却しています。起業は、一般社団法人と現在の会社を合わせて3回目です。大学時代に起業を決意した時は、ブライダルや結婚、夫婦関係にまつわる事業をしたいと思っていました。当時の思いとは別に、今の中心的な事業では、女性役員候補に新しい学びと出会いの場を提供しています。

Q5

最近感情が動いたエピソード

10年前にお世話になったお客様からお電話をいただいたことです。私は代表取締役なので、以前のお客様に自分から連絡を取れませんが、お客様の方から私を見つけてくださることが時々あります。当時は、一生懸命仕事をしているのに報われないと思ったこともありましたが、誠実に仕事をしていれば覚えていてくださる方もいるんだと実感することができました。月日が経つと分かることがあります。10年後に答え合わせをするようなものですね。お客様の記憶に残るような仕事ができて良かったです。

Q6

汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)

以前設立した会社に人間関係やノウハウを置いてきて、ゼロから起業したことです。代表取締役を務めていた会社を誰にも言えないまま辞めたので、創業時は顧客から全く連絡がありませんでした。誰も私の新しい会社の存在を知らないので当然ですよね。それまでは毎日電話があり悲鳴を上げるくらい忙しく過ごしていました。その落差が大きくて。「この先何をやっていけばいいんだろう」「世の中から必要とされていないのではないか」と落ち込み辛い時期でした。その後はコロナの影響を受け、ある月の売上が10分の1になったことがありました。この時も辛くはありましたが、創業時の大変さと比較すると「なんとかなる」という気持ちでしたね。

Q7

経営危機をどのように乗り越えましたか

当社の魅力を知ってもらうイベントを開催して乗り越えました。100人近くを東京国際フォーラムに招待しパーティーを行ったんです。力を振り絞って、目標を再度設定し直しました。エネルギーは「先出し」しないといけないと思っています。本当に何も無くなった時は、自分からエネルギーを出していこうと取り組みました。結果、成功し自信になりましたし、色々な方から励ましの言葉をいただいたので、周りの方への感謝の気持ちが湧きましたね。前職の経験値や自身のワクワク感があったからこそ、実現できたと思っています。コロナ禍は幅を広げて他の事業をやろうと、新規事業を作り乗り切りました。一度原点に戻って、ミッションを達成するための別の手段を考えるきっかけになりました。

Q8

社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い

当社は社員がおらず、すべて業務委託です。それぞれの方がプロの領域を磨いているので、敢えてこの形をとっています。お互いある程度厳しい条件の中で、シビアに考えられる関係でいます。一緒に働いているメンバーとはしっかり話し合うようにしていますね。私たちは出張が多いのですが、地方に行くと電車が1時間に2本しかないというときもあります。その待ち時間に地元のママのいるお店を開拓して、1時間1本勝負で飲んでいます。お酒が強いメンバーが多いんですよね。地方出張では、ご当地の酒蔵さんをお客様に持たれているクライアントが多くいました。その土地のことを知ることができますしコミュニケーションの一環にもなるので、唎酒師(ききさけし)の資格を持っています。

Q9

リーダーシップのスタイル

「信じる」です。栗山監督じゃないですけれど。社会人生活の中で、目的やアウトプットのゴールを明確にすることを徹底的に教えてもらいました。これは自分のスタイルでもあり財産です。常に心がけていることは、指示出しを丁寧にすることです。そして指示に対するアウトプットが信頼できる方としかお付き合いしていません。私は、一緒に仕事をするメンバーが魅力のある素晴らしいビジネスパーソンであることをクライアントにしっかり伝えています。そうすると、クライアントの安心にも繋がると思うんですね。メンバーは「私と仕事をすると自分の価値が高まる」と言ってくれます。それは、メンバーの力を信じているからかもしれません。

Q10

事業を通して実現したい夢

チャレンジの幅を広げて探している段階です。起業したときの夢には近づいているのですが、それを改めて見直しています。物事を掛け合わせるとイノベーションが起こるとしたら、今はそのパーツを増やしているところです。例えば、大正大学の招聘教授や上場企業の社外取締役、ウエディング・コンサル事業に挑戦しています。クライアントの業種や地域、コンテンツも増やしていきたいですね。そういうことをやりつつ、夢に繋げていきたいと思っています。個人的には海外に住みたいという夢があります。日本は47都道府県を回りました。海外にいると視点が広がりますよね。海外にいながら、日本での仕事をリモートでできたら良いなと思っています。

Q11

夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり

強みは「突破力」です。目標が鮮明で自分の中に迷いがない場合は、関わる人にとっても良い選択だと思います。誰かを巻き込んだりお願いしたりする時に、そう確信が持てると強い突破力を発揮しますね。「あなたにとって良いことだ」と相手に伝えられるかを基準にしています。色々な挑戦をしてきたからこそ、何かを実現することが無理だと思わないことも理由の一つです。また「人から嫌われないでしょ」とよく言われるんです。実際は嫌われることもあると思いますが、「愛嬌」は大事にしていますね!

Q12

社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること

企業の経営においてダイバーシティーを設けることです。当社の事業の大きなテーマに、「女性活躍」があります。取締役会に女性や若手のプロパーの内部役員を置くことは、社会に貢献できる当社の価値だと思っています。1人でも多くの内部執行役員や取締役を生むということが、実現していきたいことの一つです。SDGsの目標の1つに「ジェンダー平等」があります。私はこの目標とは少し違う気がしていますが、ESGやサステナブルの観点でいうと、企業経営の色々な場面や過程でダイバーシティーを加速させていく必要があります。これを当社の事業を通じて実行していくことが大事だと思っています。

Q13

自社の強み、面白い制度

自社の強みは「相手の期待を超える」ことです。プロフェッショナルとしてこのことに喜びを感じていますし、そうではない仕事はお受けしていません。期待を超えれば自分が損をするので不器用といわれるかもしれませんが、私たちは本当に真面目にやっている集団です。期待を超えるためには「自分がやりたい」ではなくてそれを「仕事だと思うこと」だと思います。それから相手の期待を正しく捉え、当社のできることと合っているのかを見極めます。期待のない時や不明瞭な場合もあります。そんな時は、当社が期待を言語化して明確にするようにしています。その会社が成し遂げたいゴールに必要だと思えば、それに一生懸命取り組みます。自分の持ち出しになっても、貢献力は惜しみません。

Q14

若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ

若者へは「どんどんチャレンジをしてください」というメッセージを送りたいです。ビジネスでは、20代の時に身に付ける基礎が、それ以降に活きてきます。ただ、挑戦したことをそのままにせず、「これまでの経験は、自分にとって何だったのだろう」「次の経験のために何か活かせるのか」と内省することが大事です。沢山 DO(行動)することが一番ですが、「DO×内省」もしましょう。友人や先輩、上司と一緒にするのも非常に良いと思います。私自身は、ロジカルで体系化された仕事の仕方を学ぶ環境に恵まれました。仕事のベースができていると、生産性に違いがあることを実感しています。「やること」がゴールになると、成長にはつながりません。それではもったいないので、チャレンジと内省を組み合わせてやってみて欲しいと思います。

Q15

家族へのメッセージ

家族へは「いつも信用してくれてありがとう」と伝えたいです。また「応援してくれてありがとう」とも言いたいですね。ビジネスパートナーとして家族を頼ることもあるので、信用してくれていることに感謝しています。一番辛いとき、妹がゴディバのチョコレートをくれたんです。そして「このゴディバの絵の意味知ってる?」「今この絵の女性みたいだよ」と言ってくれました。ゴディバのシンボルマークは、馬にまたがった11世紀のイギリスの伯爵夫人レディ・ゴディバです。彼女は重税を課そうとする夫を阻止し、苦しむ民を救ったそうです。さり気ない励ましが嬉しかったですね。

COMPANY PROFILE

社名
株式会社ウーマンカレッジ