EPISODE“塩の味”
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Shacho List
TRAD司法書士事務所
代表(司法書士)
栗林 大輔代表
EPISODE“塩の味”
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栗林 大輔代表のエピソード
設立の経緯
これまでの道のりを教えてください。
司法書士に初めて興味を知ったのは、大学3年生の頃です。当時は法学部の学生でしたが、寝ても覚めてもアルバイトに打ち込み、就職へのモチベーションが上がらずにいました。そんなとき、コールセンターのアルバイト仲間の1人が司法書士試験に合格したことがきっかけで、この仕事について知りました。調べてみると、合格率は2.8%ながら独立しやすい職業だとわかり、そこから司法書士を目指すことに。
大学卒業後、司法書士のほか、税理士と弁護士も所属する事務所に所属し、キャリアをスタートしました。入社1年目で司法書士試験に合格し、4年後の2006年には独立開業。設立当初は全国をまわって半年間休みなく働きましたが、スタッフにも恵まれ、10年以上続けられています。
自社の強み
社長のこだわりを教えてください。
司法書士は、単純作業ゆえに勝ちやすい職業だと考えています。司法書士の仕事としてメインとなるのは、不動産登記、会社の登記。不動産業者や銀行との取引ができれば金銭面で困らない業務ですが、それゆえ営業に特化して仕事が取れたらいいと考え、ステップアップして新たな領域を取っていこうという考え方の同業他社はとても少ないのです。
しかし、私は前職の所長から叩き込まれた常に学び続ける姿勢を強みに、相続に関わるものや会社のルール作りなど、競合が選ばない業務も含む司法書士にできることの全てを行っています。例えば、会計士とタッグを組み、企業のストックオプションや持株会の設計の仕事などにも取り組んでいますが、このような相談ができる司法書士は都心でも100人に1人いるかいないかでしょう。
司法書士が力を及ぼせる範囲は限られており、差別化の難しい業界ではありますが、常に新たな領域について学び、会計士や税理士と連携していくことで、新たな可能性を追求し続けています。
私の考え
経営において大切なことは何ですか?
人でしょうか。10年選手の司法書士2名をはじめ、長く勤めてくれているメンバーが多いです。5年以上前は私が直接入ってプロジェクトを進めることも多かったのですが、その後2〜3年で改善し、よほどイレギュラーな案件でなければ、私がいなくても回る組織にまで成長しています。頼もしいメンバーばかりです。業務体制の改善もそうですが、業界の水準と比べて高い給与や残業代のケアも怠りません。
所属するメンバーには、自分を磨き続けてほしいと思っています。士業はできる範囲が決まっており、ルーティンな部分は多いです。しかし、常に勉強して人磨きしていくことで、お客さまとのコミュニケーションスキルが上がり、結果として自分に返ってくるのです。インターネットで集客が完結する職業ではないので、初対面のお客さまに気に入られないと仕事が始まりません。
私の強み
得意技は何ですか?
ずばり、「コミュニケーション」です。
お客さまとのつながりにはさまざまな努力を要するものですが、最も大切なのは人間的な付き合いだと考えます。士業の場合、初めて会ったときの印象でその後の仕事が決まると言っても過言ではなく、自分自身が商品であるような部分も大きい。したがって、空気を読み、相手に合わせて会話するスキルはとても重要です。
例えば、銀行の方だから堅い雰囲気を好むとは限らず、フランクに話したほうが打ち解けられるというようなこともしばしば。逆に、1時間黙ったままでいることもありますね。人間なので相性の良し悪しはもちろんありますが、どう付き合って行くかを見極められるので、失敗は一度もありません。
社長ならではの話
汗と涙のエピソードはございますか?
大きな苦労を経験したことはないのですが、設立当初は全国を飛び回って相談会を行ったりもしていましたね。半年間休みなしで、朝の便で山梨から戻り、夜の便で沖縄へというようなこともありました。
司法書士の仕事の場合、相談にいらしたお客さまが泣いて喜ばれるというケースはそれほど多くはありませんが、人生をリセットできたと言ってくださったときのこと心に残っていますね。最近では、成年後見という認知症の方の財産管理などの業務が増えており、お客さまが直接喜んでくださるものではないながら、昨今の社会課題解決への一端を担っているというのは意義深いものだと感じています。
前に進める理由
なぜ経営し続けるのでしょうか?
司法書士事務所として売上を継続して上げ続けていくのは、容易ではありません。市場の流れによって不動産が売れなくなり、取引が激減した時期に不動産登記をメインにしていた競合他社が大幅なリストラをしていたのも見てきました。
私たちは、会社の都合で一方的に辞めさせることのない組織でありたいと考えています。ですから、先に話した繁忙期にもやみくもに人を増やすことなく、信頼のおけるメンバーとともに走ってきました。いてくれる人員を大事にしていくためにも、組織は常に走り続けて行かなければならないと思っています。
今後の展望
最後にこれからのことをお聞かせください。 法改正やテクノロジーの進化などで世の中が変わってきており、私たちの仕事の形も変化する可能性が大いにあります。そんな中でも、私たちは司法書士事務所として、より多くの人の役に立っていきたいと考えています。
総合得点
0
知力
体力
統率力
人望
運
行動力
プレゼンテーション力
コミュニケーション力
継続力
精神力
忍耐力
見た目・容姿
実行力
仲間からの愛され力
仲間を愛する心
女子力
スピード
ユーモア
サービス精神
包容力
駆け引き力
謙虚さ
愚直さ
気づかい力
直感力
器用さ
まめさ
処世術
信念
カリスマ性
栗林 大輔代表のプロフィール
生年月日 | 1979年1月7日 | 出身地 | 新潟県 |
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出身校 | 立教大学 | 尊敬する人 | 三浦 知良選手 |
おすすめ本 | 柳井正さんの本 | パワー飯 | 池袋「屯ちん」のラーメン |
底力の源 | 経営者仲間との交流 |
会社情報
社名 | TRAD司法書士事務所 |
---|---|
本社 | 〒102-0074 東京都千代田区九段南1丁目5-6 りそな九段ビル7階 |
設立 | 2006年3月 |
社長就任 | 2006年3月 |
業種 | 士業 |
事業内容 | 会社法関係業務、不動産登記関係業務、簡易裁判所訴訟代理等関係業務 |
社員数 | 10名 |
採用募集 | |
ホームページ | http://www.trad-law.com/ |
自社の強み | 業界の常識にとらわれず、新たな挑戦を続ける司法書士事務所 |
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