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東京都

株式会社ハピネックス

代表取締役

齋藤 裕一

YUICHI SAITO

関わるすべての人におしごとを通じた幸せの実感を

私には目標があります。10期連続の黒字です。赤字の会社を引き継いでいるからという理由があります。もう一つ、会社の10年生存率が10%ないといわれる中、10年生き残るのは奇跡です。お金の面ではゼロから会社をスタートさせたので、まずは10年を一つの目安にして継続させていきたいですね。

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PROFILE

  • 企業名

    株式会社ハピネックス

  • お名前

    齋藤 裕一

  • 生年月日

    1975年1月6日

  • 出身地(都道府県)

    千葉県

  • 出身校

    千葉県立沼南高柳高等学校

  • あだ名

    かいちょー

  • キャッチコピー

    愉快なオタク

  • 関わるすべての人におしごとを通じた幸せの実感を

CEO STORY

Q1

あなたを良く知る人物に紹介してもらってください(他己紹介)

齋藤社長は、ISOの良い仕組みを多くの人に知ってもらいたいといつも活動しています。ISOの規格解説は下手な講師が話すと寝てしまうのですが、齋藤社長は、大きな声で聞いている人の興味を引く話し方をされるので尊敬しています。まるでYouTuberのようで、寝たくても全く寝られません。笑遊び心も旺盛で、先日はクライアントさんのマスコットキャラを指示棒の先につけて講義をしていました。本当は被り物も被りたかったのではないかと思っています。そんな感じの愉快な社長です。あだ名は「かいちょー」らしいですが、生徒会長だったからでしょうか。ちなみに弊社の役員でもある奥様とは高校の生徒会で出会ったそうです。キュンキュンものです。奥様との出会いを私が知っているということを齋藤社長は知らないんですけどね。笑

Q2

上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか

仕事をする上で、とても大事な社員です。「おかみさん」「番頭さん」の役割が近いかもしれません。先代の社長のときから勤めているので、自分より会社のことを分かっています。いてもらわないと会社が回らないくらい、重要なポジションにいる人です。仕事は、総務や経理、お客さまとのやり取りなど事務全般を担当していて、ISOの審査活動にも携わっています。事業では、常に一心同体で進めていますね。私の腹心です。

Q3

どんな学生でしたか

高校のときは生徒会長をしていました。通っていた学校のレベルは高くなく、当時はいわゆるヤンキー校だったので、その中では真面目な生徒に見られていたかもしれません。生徒会長だからということで、真面目な生徒を演じていた部分もあったと思いますが。都会ではなかったので、今の高校生のように渋谷や原宿で「わいのわいの」とはしていませんでした。部活には参加せず、生徒会の活動を頑張っていましたね。文化祭のとき、生徒会の役員でバンドを組んだのが思い出に残っています。そのほかは勉強嫌いな、どこにでもいる高校生でした。

Q4

学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください

高校卒業後、「今の時代にパソコンは絶対必要だ」と思い情報系の専門学校に進学しました。中学のとき、友達がPC88やX6800を持っていて、一緒に三国志のゲームをした思い出もあったからだと思います。ソフトウエアの開発をやりたかったんですね。ところが、時代は就職氷河期。国家資格を持っていないと採用されなかったため、ソフトメーカーには就職できませんでした。就職活動で300社ほどにハガキを出したところ、何社か返事をいただき、ある中小企業の老舗メーカーに就職したんです。その後、会社が一部上場企業に買収されてソフトウエア開発ができなくなったため、ソフトハウスに転職しました。そこでは、衛生受信機をリモートで管理するツールをつくっていたのですが、「やりたいことはこんなことじゃない」と思いながら日々過ごしていたんです。そんなとき、ISMS認証基準に参加してみたら、コレだ!「マネジメントシステムって面白いことやってんじゃん」となり、コンサルタント会社に数年勤めてから独立しました。当時先代の社長と付き合いがあったことから、引退する際に事業を引き継ぐことになり、現在に至っています。

Q5

最近感情が動いたエピソード

ここ最近で一番感情が動いたエピソードは、推しているガールズバンド「SILENT SIREN(サイレントサイレン)」が活動を休止したことです。SILENT SIRENは4人組。リーダーが脱退して、残りの3人で活動を続けると思っていたので、余計に残念です。行けるライブには全部行っていました。ファンクラブにも入って、ショッピングモールでCDリリースイベントがあれば、朝から並んでいました。推しているバンドの活動がなくなると、これまで使っていたエネルギーの行き場がなくなり、魂が抜けた感じになります。本来はこのエネルギーを仕事に回すものなのでしょうが、プライベートに使うことも大切です。もともとガールズバンドが好きなので、今は、次のガールズバンドを探している最中です。

Q6

汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)

面白くないくらい「ない」ですね!傍から見たら苦労していると思われているかもしれませんが、私は「苦労を苦労と思わない性格」です。先代の社長から事業を引き継いだとき、業績は赤字。負債もあってゼロからのスタートでした。お金がないので「どうするんだよ」という危機感はあったんです。でもそれは普通のことで「大変だった」とあえて語る必要もないと思っています。お客さまが離れて、にっちもさっちもいかない訳ではありませんでした。15年の長い実績があり、お客さまもついている。「何とかなる」と思いましたね。楽観的なんです。

Q7

経営危機をどのように乗り越えましたか

経営危機を乗り越えられた一番の要因は、ICTの活用です。先代の社長が引退されたのは、「情報系についていけない」というのが理由の一つでした。私は、今までのサービスにはなかったオンライン型の研修スタイルを取り入れるなど、アナログではなくデジタル化を進めています。経営者が変わればもちろん、経営の仕方も変わります。前社長は頭の良い方で、中小企業診断士でもある経営のプロ。ISOの知識は豊富ですが審査員ではなかったので、現場の状況は分からなかったと思います。私はというと、最前線でさまざまな会社のドロドロした事例を知っていました。その知識や経験を織り交ぜながらISOの普及活動をしたのが、黒字化できた要因ではないかと思います。

Q8

社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い

「人は宝」だと思っているので、社員は宝です。私の会社では、物を売っている訳ではないので、「人は悪いけれど、物は買う」という商売はできません。人が売り物です。社員は良い人しかいません。自分への戒めにもしていますが、「常識のある人」でいることを心がけています。例えば、リュックを背負って満員電車に乗ってくるサラリーマン風の人、混んでいる電車内で平気で足を組んでいる人など、周りの人に迷惑をかけて気付かないでいるのは問題です。コンサルティング業界は、お客さまの業績を上げる支援部隊で、常に顧客ファースト。周りの人に気を使えない人は働けません。そういう考えを持って、社員皆と仕事に取り組んでいきたいです。

Q9

リーダーシップのスタイル

リーダーシップのスタイルというものはありませんが、ジャイアンのようなガキ大将みたいに「ついてこい」というタイプではありません。一人では何もできないので、「社員と一緒にやっていこう」という気持ちです。仕事で見てきた会社さんの中には、社長が王様で、社員が奴隷のような会社もあります。これは良い面もありますが、そうなりたくはありません。自分が一番がんばって、皆に支えてもらえているのが、私のリーダーシップのとり方です。ただし、指示は明確に出すようにしています。社員たちがやりたいことを勝手にやっているのは組織ではありません。統制をとりながら一緒に会社をつくっていきたいと思っています。

Q10

事業を通して実現したい夢

「夢はない」ですね。夢とは他力本願で、自分で実現するものではないと思うんです。辞書を引いても、「寝ているときに見るもの」という意味ですよね。私にとって夢はそういうものですが目標はあります。それは、10期連続の黒字です。赤字の会社を引き継いでいるからという理由があります。もう一つ、会社の10年生存率が10%ないといわれる中、10年生き残るのは奇跡です。お金の面ではゼロから会社をスタートさせたので、まずは10年を一つの目安にして継続させていきたいですね。黒字を達成するために何をするのかという個別の目標も具体的に設定しています。

Q11

夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり

「夢」ではなく、「目標」を実現するための強みやこだわり、心がけていることは「信念を曲げない」ことです。会社の経営を支援するツールとしてISOを商材として提供しているのに、その会社がうまくいっていなかったらダメですよね。そこは筋を通すようにしています。初志貫徹、途中でぶれることなく、信念を突き通します。ISO認証マネジメントシステムは、経営ツールとして使ってもらいたいと思っています。ISOのためだけの仕事や、認証取得のためだけの作業があってはなりません。「ISOは、会社を良くして皆が幸せになるためのツールである」という考え方は捨てません。ISO認証が必要だからロゴマークさえ持っていれば良いという会社さんは、お客さまにはなりませんね。

Q12

社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること

SDGsに関連して実行していることは、ISOを基軸にした社員教育や内部監査員の養成といった教育です。ISOには環境に関するマネジメントシステムがあります。でも、私は環境とは別の視点からSDGsを考えています。ISOというと、「難しい」とか「面倒くさい」という印象を持たれます。それでも、研修を受講してもらうと「考え方が変わった」という意見が多いんです。ISOは難しくありません。むしろ「面白いぜ」ということを研修で伝えていきたいと思っています。そのために、これからも楽しい研修を続けていくことが、SDGsにつながっていくのではないでしょうか。参加した人が考え方を変え、ISOを会社の活動に活かしてもらえたら嬉しいですね。

Q13

自社の強み、面白い制度

自社の強みは、零細企業だからこそできる「小回りの利いたサービス」です。ISOのコンサルタント会社は五万とありますが、私たちは、社員全員が審査資格を持っていることが大きな特徴です。実際に現役で審査活動もしているので、いろいろな会社さんの実態も分かったうえで、経営に役立てるためのISOの構築支援ができます。コンサルタント会社の中には、「お客さまは何もしなくて良いです」「全部当社で行います」といって、ISOの認証に必要な記録を捏造するところもあります。そのようなコンサルタント会社に依頼した会社は、ISOの認証を取得できたとしても、自社で運用はできません。私の会社では、そうはならない支援をさせていただいています。

Q14

若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ

若者は、自分が思うままにやっていったら良いと思います。私の世代の親は昭和20年代生まれで、軍隊式の教育を受けて育ちました。私が小学校1年生のとき、忘れ物をしただけで担任の先生にビンタされた思い出があります。今なら暴力ですが、当時の親は叱ってくれてありがとうと言ったんです。今とは圧倒的に違う教育の現場で育ってきた若者と、比較はできません。ただ言えることは、「自分がやりたい仕事ではない」と思ったら、どんどん見切りを付けて転職する、やりたいことをやる。もし「やりたい仕事がない」と嘆くのなら、起業すれば良いと思います。最近の若者は、死んだ目をしているように感じます。表情筋がないのかなと思う。そういう若者には、「自分の好きなことを思いっきりやったらいいじゃん」と励ましたいですね。

Q15

家族へのメッセージ

家族には、「これからも幸せな時間が過ごせるように、楽しく生きていこうね」と伝えたいです。家族もいろいろ大変な思いをしていると思います。私は気分屋のところがあり、一人でブチ切れて家族に当たることもあります。「また始まった」と思われていますが、優しく受け入れてくれているので感謝の言葉しかないですね。家族に対して私から特別何かをしている訳ではありませんが、同じ趣味のアニメやゲームを皆で楽しみたいですね。「推し活」でライブに行ってペンライトを振り回す、好きなことを好きなだけやって一緒に過ごせれば嬉しいです。

COMPANY PROFILE

社名
株式会社ハピネックス
設立
2000年7月
社長就任
2018年10月1日(2代目社長)
本社
東京都
拠点活動
東京都中央区日本橋小伝馬町16-5新日本橋長岡ビル6F
活動エリア
全国