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東京都

一般社団法人COLOR-P

代表理事

町山 辰也

TATSUYA MACHIYAMA

日本中に子ども達と基地をつくりたい

47都道府県のどこかで毎年イベントを行うことが夢です。今関わっている子どもたちが、将来参加者ではなく一緒に働く仲間になってくれることを願っています。一緒に未来を歩んでいける仲間やそんな世界を、事業を通して作れたら嬉しいです。

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PROFILE

  • 企業名

    一般社団法人COLOR-P

  • お名前

    町山 辰也

  • 日本中に子ども達と基地をつくりたい

CEO STORY

Q1

どんな学生でしたか

幼少期はポッチャリ型で、運動が苦手でした。なかなか周囲に馴染めず自信もなくて、仲間外れになったこともあり学校に行かない時期もありましたが、小学3年生の時にサッカーアニメに出会い、サッカーを始めました。するとその後背も伸びて運動に自信がつき、ムードメーカーのようになったことで周りとも打ち解けるようになりました。両親が飲食店を営んでいたので、営業中は裏で毎日のように壁あてをして自主練を行うような少年で、小、中、高はサッカー三昧でしたね。

Q2

学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください

高校時代が転機でした。サッカーをやめようかと思っていましたが、どうしても高校サッカーで全国大会に出たいと思い、サッカーが強い高校の先輩に聞いて、セレクション(チームに所属するメンバーの選出などを行う試験)を受けたいと言いました。結果、サッカーチームに所属することができたので、このことからガッツと協調生を学びました。その後は社会人リーグでサッカーを続けていましたが、社会人になってから海外へ遊びに行き、それがきっかけで仕事をやめ、日本と海外を行き来するようになりました。その時のホストファミリーのお父さんに「君は僕の子ども同然だ。君がチャレンジして失敗した時はサポートしよう。君は日本とうちと、2つも家族があるんだから、人の2倍はチャレンジしてみなさい」と言われ、色々なことにチャレンジするようになりました。帰国後、千葉県の米軍のホテルマンとして勤め、いつの間にか喋れるようになった英語を使うようになり「自分にもできることがあるかな」と思って、子ども達のケアをするNPOに入ったのが、今の仕事のきっかけです。まだ30歳過ぎですが、こうした道のりを経験したことで大人も子どももみんなが楽しめる場所を作りたいと今の団体を立ち上げました。

Q3

最近感情が動いたエピソード

今の団体を始めた当時も児童養護施設に関わっていたときもですが、虐待を受けたり壮絶な思いをした子どもに出会いました。そんな境遇なのに、未来を信じているという子どもが何人もいました。「なんでそんなに未来を明るく見られるの?」と尋ねると「この人たち(施設の職員)と出会えたから」や「この場所があったから、生きていける」と言っていました。人生を変えてくれる人と出会える確率は、宝くじに当たるよりも高いと思っています。自分に置き換えてみると、教育現場でずっとやってきた仲間や、バリバリビジネスをしてきた仲間が集まってくれたことで子どもたちの人生を本当に変えていけるんだと実感しています。今、結婚式場をリユースして小学校と中学校を作る計画を立てています。これまでの経験から感じた思いを忘れずに、この計画を進めていきたいと思います。

Q4

汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)

ビッグプロジェクトを抱えていた時です。大きなプロジェクトになればなるほど、すごい人たちが集まってきて、自分の役割が分からなくなってしまうことがありました。自信のなさから自分を実際よりもすごい人に見せようと見栄を張り、プロジェクトを自分だけの力でやったと話してしまうようなことがあり、バリバリの起業家の方々から厳しい指摘を受けることがありました。

Q5

経営危機をどのように乗り越えましたか

自分を大きく見せようとしていた時に「そんなにすごい人に見せなくていいんだよ。たっちゃんはそのままでいい、自分自身で勝負しなよ」と仲間に言われました。落ち込んだ分、もうちょっとだけ頑張ってみようと思えました。ちゃんと指摘し、軌道修正してくれた仲間のおかげで危機を乗り越えられたので感謝しています。

Q6

社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い

私の他己紹介をしてくれた「よっしー」です。今まで子育て支援などで多くの人達と出会ってきた中、ずば抜けて子どもたちの心を掴むのが上手く、子どもたちの変化を見抜く力もあります。「子供が作る、大人を育てる未来創造学校」という学校があります。子どもたちや各教科の専門家が考え、今どんなことが必要なのかを検証していく教育の研究実践機関になっているのですが、彼自身が研究材料になると皆さんから言われています。みんなの輪の中に入れない子も、彼がいればみんな集まってくるという遊びの天才です。

Q7

リーダーシップのスタイル

前まではリーダーたるもの、強くなければいけないと思っていました。でも数年前、弱音を吐けなくなり潰れてしまったことがありました。ダメかもしれないと思った時に年の離れた弟に「今なら俺も兄貴の力になってあげられる、嬉しいよ」と言われました。その時、人は「頼る」ことで初めて他人や自分に対する価値が生まれるのだと理解できました。自分自身が頑張ることはもちろんですが、周りをとことん巻き込みながら手伝ってもらう。そんなリーダーでいいかなと思っています。

Q8

事業を通して実現したい夢

47都道府県のどこかで毎年イベントを行うことです。今関わっている子どもたちが、将来参加者ではなく一緒に働く仲間になってくれることを願っています。一緒に未来を歩んでいける仲間やそんな世界を、事業を通して作れたら嬉しいです。

Q9

夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり

「一期一会」が座右の銘です。人と人との繋がりを大切にしながら、仲間を作る。1回目の出会いを応援に変えるのが強みです。

Q10

社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること

遊びを通してやっていることが、実はSDGsだったんだと、参加者が後から気づけるようなイベントや企画を作っています。

Q11

自社の強み、面白い制度

最初はプログラムのように、ある程度形を作ってやっていました。でもそのうちに「これでいいのかな」と、違和感を覚えるようになりました。今はそれぞれが好きなことをしていて一見バラバラに見えるけれど、実は一体感のある空間、空気感を作り出しているというところが強みです。大人もそこにいけば、童心に返り学ぶこともできる。そんな場所です。

Q12

若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ

人との出会いを本当のご縁に変えるのは自分の力です。特に2回目のアクションを怖がる方が多いですが、恐れず行動してほしいです。本当に人生が変わることがあるので、一つ一つ大事にしてほしいと思います。上記でも言いましたが、高校生のときにサッカーのセレクションを受け、チームに入ることができました。そのとき自分で道を切り開くことの大切さを学びました。自分からアクションを起こすことが大事です。

Q13

家族へのメッセージ

家族には支えられています。妻にも自由なことをさせてもらってきました。これからは妻と一緒に2人で館長になるので、学校づくりというより空間作りをしていきたいです。兄弟にも本当に感謝しています。ありがとう。

COMPANY PROFILE

社名
一般社団法人COLOR-P
本社
東京都