


PROFILE
企業名
株式会社ニンニンドットコム
お名前
鈴木 忍
生年月日
1973年4月2日
出身地(都道府県)
秋田県
出身校
日本大学
あだ名
にんにんさん
自分の名前の由来
忍耐強く生きてほしい
キャッチコピー
社長の”隠れキャラ”参謀
夢
社会のより良い変化の影の立役者に
社名の由来
前の事務用品の忍者のキャラのサイトを勝手につくって遊んでいて、それのサイトの名前を使用。
人生成分6つのキーワード
秋田県、元フリーター、社長の側近、忍者、常に起きてる、格闘技
部活、特技
駅伝部
趣味
キックボクシング
尊敬する人
水
好きな映画
フォレストガンプ
人生のバイブル
窓際のトットちゃん
テーマカラー
紫紺
ゲンかつぎアイテム
頼まれごとに、乗っかってみる
パワー飯
ゆで卵とリポビタンD
好きなお菓子
歌舞伎揚げ
底力の源
期待されること
カラオケ十八番
ゆず「栄光の懸け橋」
苦しいとき励みになった経営のテーマソング
MISIA「Everything」
自分を動物に例えると
種馬
好きなファッションブランド
Champion
子どもの頃の夢
箱根駅伝を走ること
生まれ変わったら何になりたい
生まれ変わりたくない
休みの日の過ごし方
休まない
CEO STORY

A.あなたを良く知る人物に紹介してもらってください(他己紹介)
鈴木社長は、仕事の師匠です。難所をどのように乗り越えるか、ものをつくるときの考え方などとても学びになっています。私の至らないところを、率直に言ってくれます。時に率直すぎるが故に腹が立つときもありますが、言われている内容が理不尽だなと思ったことは一度もありません。できない自分を食らわせてくる人です。

B.上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか
片桐さん、納豆なげます、新卒で春から5年目ですね。片桐の親だと思っています。親には感謝されたいですね。育てるのが大変でした、ちょっと頭がおかしいんですよね。ちゃんと言い合える存在です。必要なことは言わないとわからないですからね。言わない人はめんどくさいなと思うので、なんでもありですよね。自分の子供のような、会社を利用する感じでいいかなと思うので、彼女にとって会社がどうか、ということが大事ですよね。

C. 事業内容を詳しく教えてください
経営者の影のパートナーとして企業価値を見つけ、カタチにし、世間に伝えるためのサービスを行っています。
世の中の企業は99.7%は中小企業と言われ、85%の会社の平均従業員数はたった3.4人です。
そのため、ほとんどの企業は、社内に企画やマーケティング、デザインやラティングなど、クリエイティブを担当するメンバーがいません。
私たちは、経営視点を持ったクリエイターが、直接経営者の相談相手となりクリエイティブ業務を担当します。
事業の立ち上げやリニューアル時の構想段階からプロジェクトに入り、会社名やサービス名、経営理念、事業の紹介などの言語化や、ロゴマーク、Webデザインなどの世界観の作成など、社長の頭の中にある構想を実際にカタチにするのが仕事です。

D.どんな学生でしたか
箱根駅伝に出たい一心で陸上の名門の日本大学に入学し、引退するまで陸上一筋の学生生活を送っていました。それこそ陸上中心の生活で、勉強をした記憶がほとんどありません。テスト前はさすがに勉強していたのですが、お酒を飲んで試験をすっぽかしてしまうこともしょっちゅうでした。おかげで大学は4年で卒業することができず、7年間在籍することに。それでも最終的にはドイツの哲学者、ハイデッガーの「存在と時間」をテーマに卒業論文を書き上げ、無事に学士号を取得しました。陸上の方は、結局箱根駅伝出場という夢は叶いませんでしたが、とにかく陸上に夢中だったので、競技生活が終わった後のことは何も考えていませんでした。

E.学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください
大学での競技生活を終えた私は、生活のために居酒屋でアルバイトを始めました。仕事も4年目に入る頃、私は、正社員や板前を采配する「伝説のアルバイター」にまで上り詰めていました。しかしこのまま「居酒屋の人」として生きていく勇気もなく、次のアルバイト先として、文房具屋で働き始めます。時代はデジタル化の黎明期。文房具業界にもデジタル化の波が押し寄せ、倉庫係の私の仕事は減る一方でした。仕事が暇なので、データ入力を手伝っている間に、ブラインドタッチをマスターしました。すると、それが功をなして倉庫係からIT担当に抜擢されたのです。 会社のホームページを作成し、Webマーケティングを会社に導入したのも私でした。評判を聞いた他社から直接仕事が入るようになり、ホームページ制作会社からも「正社員として働かないか」と声がかかるようにもなりました。web制作の道に進もうと考えていた頃結婚したのですが、妻に起業を強くすすめられたこともあって、会社設立を決めました。

F.最近感情が動いたエピソード
出身地の秋田県で、今年6月に「SDGs経営で企業価値をデザインする」という講演を行ったことです。私がこれまでやってきたSDGsの活動が「地元企業の振興支援」という形で地元への貢献につながった瞬間でした。嬉しかったです。今年の5月に、秋田県大仙市がSDGs未来都市の一つに選ばれたのですが、実際、地元の経営者は何にどう取り組めばよいのかわからない状態でした。 そこで私に講演依頼の声がかかり、「SDGsを企業経営にいかすとはどういうことか」を説明させていただきました。「企業のSDGsへの取り組みがいかに企業価値をあげ、社会に貢献するのか」について伝えることができたのは本当に良かったです。

G.汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)
実は毎日が危機と背中合わせなので、汗と涙の塩(CEO)エピソードには事欠かないですね。会社の規模が規模なので、何億も借金ができる訳でもないし、実際には「最大の危機」とも呼べない、というところで…。経営の危機とは少々異なるのですが、こんな事件がありました。実は以前、掲示板に「死ね!」と連続で書き込みをされたことがありました。家族と離れて仕事をし、毎日のように会社に泊まり込んでいた時期で、「自分は死ねと書かれるような仕事をしているのか」と自問自答し、気が滅入ったことがあります。当時、私にはとても仲の良い社員がいて、唯一、その社員にだけ書き込みの件を話したんです。すると彼は「それは許せない、警察に電話して消させます!」と言ってくれ、実際に書き込みは消えました。一安心したところで、私はその社員に「インターネットで可能性を広げる仕事をしているのに、インターネットを使ってその可能性を潰すような人間は許せない!被害届を出して、私が犯人を特定してやる」と伝えました。すると突然「すみません。自分が書きました」と、彼が言ったのです。つまり、私が一番信頼していた彼が犯人だったんです。驚愕しました。

H.経営危機をどのように乗り越えましたか
毎日が危機の連続のようなものですが、「あえて危機は乗り越えず、危機に見舞われれば、それが過ぎ去るのを待つ」というのが私の方針です。気持ち的に毎日崖っぷちを歩いているのですが「崖から落ちてはいけない」とは考えていません。崖の下にも必ずチャンスがあると思っているからです。

I.社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い
最初に長く働いてくれた社員が印象深いですね。当時、私はブログを書いていたのですが、その人はそのブログを読んで「この人と働きたい」って思ってくれたのです。当時のブログで「mixi(ミクシー)をやっている」と書いたら、mixiから私を探し出して、突然連絡をくれたのでびっくりしました。そういう社員は、今でもやっぱり印象深いです。ちょうど先日「今は学校関係の仕事をしています」という連絡を貰いましたね。

J.リーダーシップのスタイル
「ニュートラル」が私のリーダーシップのスタイルです。世の中の社長のように、たくさんの社員を先導、指導することはしていません。

K.事業を通して実現したい夢
会社の経営者である社長に寄り添う存在になることが、事業を通して実現したい夢です。社長というのは本当に孤独です。私も自分の父親が経営者だったので分かるのですが、家族ですら敵になったりします。私の場合は「腹心の部下だ」と思ってかわいがっていた社員に裏切られています。ここぞという大事な場面で、辞めてしまう社員だっている訳です。それでも、それぞれの社長という存在は、世の中に付加価値を与えることができる唯一無二の存在です。そんな世の中の社長たちの味方になることを、私は常に仕事の中心に据えています。

L.夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり
私の最大の強みは、私自身が、経営視点を持ったクリエイターであるということです。経営者でありながら、アーティストであり、インタビューもすればライティングもできる、そういう社長はそうそういないと思います。それから、私は自分自身が経営者でもあるからこそ、同じ視点で、顧客の社長さんの相談相手となって適切な助言ができると思うのです。世の社長さんにとって、頼れる参謀であり、よき相談相手でありたいと思っています。経営者の夢の実現のために「一人何役でもこなせるマルチな自分」が最大の強みであり、「どんな時でも社長の味方でいること」が、私流の仕事へのこだわりです。

M.社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること
社会貢献、地域貢献といえば、私が理事を務めている「一般社団法人SDGsマネジメント」でのSDGsの推進活動をあげることができます。この活動に関わるきっかけを作ってくれたのは、私がキックボクシングを教えていた岐阜県のとある社長さんです。「今度、SDGsマネジメントという社団法人を作るから一緒にやってくれないか」と言われて引き受けたのですが、当時の私は「SDGsが何たるか」も知りませんでした。そんな右も左もわからない私に、手取り足取り基本を教えてくれたのは、老舗のお茶屋の社長さんでした。今年の秋田県での講演も、このお茶屋の社長さんの資料が基になっています。人を繋げる仕事をしている私ですが、人に縁をいただくことも多いと感じるので、SDGsの活動も引き続き力を入れていきたいと思っています。

N.自社の強み、面白い制度
自社の最大の強みは、経営者の頭の中にあるイメージを「企業価値」という「価値あるもの」に変えることができることです。情報が国境を越え、人が良い物に辿り着くのも容易になりましたが、同時に悪いものはすぐに淘汰される時代です。そんな現代において、私は担当させていただいた会社の「何がその会社の価値なのか」「どのような情報が価値なのか」を、依頼主である社長さんに代わって見極め形にしています。人は自分の長所にはなかなか気付けないものです。会社も同じで、経営者が自社の価値に気付くことは、実はとても難しいことです。簡単なようで難しいこの作業を通して、担当した会社の企業価値をみつけ、それを形にして伝え広げる 。これを遂行できるということが強みですね。

O.若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ
今のように変化に富んだ時代では、学んでいる時期にはこだわりすぎないことが大切だと思います。ニュートラルでいることが、重要なのです。ファイティングポーズが、本当は何のためのポーズなのかを知っていますか。キックボクサーの小比類巻貴之選手が言っていたのですが、あれは「戦うポーズ」ではなくて「ニュートラルなポーズ」なのだそうです。ニュートラルなポーズは、「守り」にも「攻め」にも強く、実際に体を容易に動かすことができます。まさに「ニュートラルな状態が一番だ」ということが分かります。失敗する時というのは、決まってどこかに力が入っています。「こうしなければいけない」と思って強烈に何かをすると、バランスが崩れて倒れてしまうのです。ですから私はいつも、流されるようにニュートラルな状態でいるよう心掛けています。

P.家族へのメッセージ
それぞれが、それぞれの志す道を歩んでほしいと思います。

Q.社長の推しポイント ※社員さんからのコメント
社長は、私が今まで関わった人の中で一番厳しいです。
例えば、何かを制作する際も1ピクセル単位で指摘してきますし、最初からやり直させられることもしばしばです。
態度や行動についても指摘されます。
入社当初は、事細かな指摘にイライラすることもありました。ですが、入社してから日が経つにつれ、その指摘が功を奏するという体験に頻繁に出会いました。
社長は、私が今まで関わってきた人の中で一番厳しいですが、一番人を成長させるとも思います。
私の社長の推しポイントは、「その人のために、厳しいことを伝えてくれる」です。
COMPANY PROFILE
- 社名
- 株式会社ニンニンドットコム
- 設立
- 2005年
- 社長就任
- 創業社長(2005年)
- 業種
- サービス
- 事業内容
- マーケティングおよびブランディング総合支援
- 提供価値
- 経営者の頭の中をカタチにする
- 本社
- 東京都渋谷区千駄ヶ谷1-11-4 佐光ビル202
- 拠点活動
- https://nin2.com/
- 活動エリア
- 東京 全国
- 社員数
- 正社員2人、業務委託4人
- 採用情報
- 新卒、中途