PROFILE
企業名
インディオホールディングス株式会社
お名前
岩崎 孝
生年月日
1969年3月30日
出身地(都道府県)
富山県
出身校
日本ヘルス&スポーツ学院
あだ名
いわさきさん
キャッチコピー
Smile is Power CEO
夢
富山から新しいクルマ文化を創り、日本中に発信する。
人生成分6つのキーワード
祖父・友・スポーツ・トヨタ・起業・家族
部活、特技
バレーボール部
趣味
旅行、食べ歩き
CEO STORY
Q1
B. 上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか (350文字以上 推奨)
紹介者の高木さんは、勤務年数20年のベテラン社員です。入社して間もない頃、重篤な心臓疾患を患い8年間を療養に充てていました。高木さんは当社に在籍しながら闘病する道を選んでくれたので、当社の方でも高木さんが治療をしながら働くことができるように支援を行いました。高木さんは、今では元気に私の右腕として本領を発揮して働いてくれています。人生100年時代の今、社員が仮に病気になったとしても安心して働くことができるシステムの導入が、企業の規模を問わず今後重要視されるようになるのは時間の問題ではないでしょうか。当社では、社員が健康で安全に働くことができる環境づくりを時代に先駆けて積極的に取り入れています。社員に寄り添うこの取り組みが認められ、当社は経済産業省から中小企業部門における「健康経営優良法人2020」の認定を受けました。
Q2
C. 事業内容を詳しく教えてください
インディオホールディングス株式会社は、1994年に中古自動車販売店として富山市でスタートを切りました。現在は、富山、石川、埼玉、東京で新車・中古車の販売にとどまらず、販売、車検、整備、鈑金、塗装、保険事業を展開しています。販売からリサイクルまでを一貫して取り扱うことで、SDGsのポリシーに準じた「サステナビリティ経営」と顧客の皆様との「生涯取引」の実現を同時に果たしています。当社で販売した自動車に関しては、お客様が購入した車両を手放すその日まで「安心、安全のカーライフ」を提供できるように尽力しています。時代に合わせた経営戦略も積極的に導入し、最先端の技術やデジタル化を駆使して在庫管理の省エネ化にも取り組んでいます。デジタル化などによる作業の効率化によって生み出された時間は、大切なお客様とのコミュニケーションなど人と関わるための時間として活用を図っています。
Q3
D. どんな学生でしたか
私は好奇心旺盛で活発なタイプで、学生時代にはサッカー、卓球、バドミントン、バスケットボール、バレーボールとありとあらゆるスポーツに挑戦していました。また、将棋、チェスなどの頭脳系のゲームもたしなんでいたので、先を読むということの楽しさや力が身に付いたように思います。学生時代には、バレーボールのキャプテンを務めた経験があり、仲間との繋がり方やコミュニケーションの大切さを学びながらインターハイ出場を果たしました。当時の体脂肪率は6%だったので、「脳みそも筋肉でできているのではないか」と当時よく友達に冗談を言われたものです。私は、スポーツ、ゲーム、遊びを通して学んだことで応用できるものは仕事に反映することができるという得意技を持っています。発想の転換とでも言うのでしょうか。おかげで、これまでのあらゆる経験を今の仕事に活用することができています。
Q4
E. 学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください
祖父が体育の先生だったことから、インストラクターになるための専門学校に入学したのですが、明確なビジョンはありませんでした。ある日小学校時代の同窓会に出席しタイムカプセルを開いた時、「社長になりたい」と思っていた過去の自分と再会したのです。私は専門学校を卒業後、親戚が車関係の仕事をしていたこともあり自動車関連の会社に入社しました。23歳の時にメーカー新人賞に輝き、入社6年目の10月31日には独立を決意して小学校の頃の夢を叶えました。設立した会社は、今年で創立30周年を迎えます。遊びやスポーツの体験から培われたリーダーシップは、社長を務める自信を与えてくれました。また、生来の好奇心の強さは、日ごろの業務の中から仕事の問題点や改善点を知るという点で非常に役立っています。おかげで、常に心のどこかで「身近で楽しいカーライフ」の提供について多面的に考える経営を行うことができています。
Q5
F. 最近感情が動いたエピソード
私の娘は、ロシアのウクライナへの軍事侵攻前まではキエフでバレリーナとして活躍をしていました。ウクライナが突如戦場となったことから娘が帰国した時、娘の無事を喜び日本が平和であることの大切さを実感すると同時に、娘の思い出の地であるウクライナに今度いつ行くことができるのだろうかと悲しい気持ちになりました。戦争という不可抗力による娘の帰国は、世界情勢を自分事として考える良い機会になりました。娘は、帰国後バレエ教室を開くという新しい目標を見つけ、それに向かって前進しています。今は、大学院に進学し経営を学びながら着々とその夢に向かっているようです。帰国したばかりの頃は、言葉にできないほどの悲しみで胸がいっぱいであったと思います。しかし、そこで立ち止まることなく悲しみを乗り越え、勇気を出して未来に向かって新しい一歩を踏み出した娘の姿に心打たれました。
Q6
G. 汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)
話は、会社を設立した当時の26歳の時に遡ります。会社を一から立ち上げるためにはいろいろな障壁があると覚悟していましたが、想像以上に資金調達が難航し社会の厳しさを痛感しました。当初、生活金融公庫から資金を借りる予定でしたが、知り合いの紹介で地方銀行から資金を借り入れることができました。当時は金利が今より高く、自宅を抵当にいれても金利は7%でした。小さなカーショップを妻と整備士と3人で始めた頃は、気が付けば深夜2時まで仕事場にいることもざらでした。何か新しいことを始めるということは非常にエネルギーのいることですが、今振り返ってみると不思議と楽しかったと思う気持ちのほうが強いのです。若く、そして何かを自分の手で始めたい人にこそこの気持ちを味わってほしいと思っています。自分の経験からも若い人がチャンスを掴んでもっと活躍できる環境が必要だと思うようになりました。創業時に私が経験した苦労とその中で見出した喜びが、今では当社の教訓であり大切な原点です。
Q7
H. 経営危機をどのように乗り越えましたか
かなり前のことですが、当時働いていた社員が私の知らないところで犯罪に手を染め、警察に逮捕されたことがありました。当社には全く無関係な事件だったのですが、店を3店舗に拡大した最中、この一件が影響してか社員が相次いで退職するという経営危機に見舞われました。店は3店舗あるのにスタッフは3名しかいないという状況に陥り、妻もまだ幼かった子供を両親に預けて会社の経営を助けてくれました。とにかく前に進んでいくしかないという思いで、私と妻、そして残っていたスタッフでそれぞれが知恵を絞ってその日にできる精一杯のことをして店の経営を維持していきました。当時私は、「スタッフが3人しかいないのではなく、3人いるからできることがある」と自分を励ましながら仕事をしていたことを覚えています。今思えば、あの状態をよく乗り切れたと笑うしかない状況でしたが、妻とスタッフのおかげで危機を乗り越え今があることに大変感謝しています。
Q8
I. 社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い
最近、社内恋愛でゴールインしたカップルの結婚式に参列しました。キューピット役もどうやら社員だったようなのですが、私には寝耳に水の話でした。その話を聞いた時には、手放しで嬉しかったことを覚えています。世間には、社員間の恋愛をネガティブに受け止める会社も多くあるようですが、私は喜ばしいことだと思っています。私自身が、妻と二人三脚で苦楽を共にしながらここまで会社を大きくしてきたことと、大切な社員を家族のように思っているからです。結婚式の当日に幸せそうな2人を目の当たりにしたとき、まるで自分のことのように嬉しいという思いがこみあげてきました。2人の姿を見ていると、自分の家族のことが瞼に浮かび、私も家族に対してもっと優しく接するように努力をしなくてはなどという思いが頭の中を駆け巡りました。2人には、どんな苦労もともに乗り越え幸せになってほしいと願っています。
Q9
J. リーダーシップのスタイル
「付かず、離れず」を自分のリーダーシップのモットーにしています。当社には、社員同士の交換日記という制度があるのですが、週に1度は必ず私も目を通すようにしています。社内の勉強会では、自ら講師を務めることもあります。勉強会で特に力を入れているのは、「正しい日本語の使い方」です。普段の会話の中でも、私たちは言葉の意味を深く理解しないで使ってしまっていることが多いのではないでしょうか。正しい日本語の使い方を学ぶことで、目上の人に対して、顧客に対して、気持ちの良いコミュニケーションを取ることができるようになります。そのことが、自分自身の自信にもつながることでしょう。私が講師を務める時には、受講者を決して受け身のままにはしておきません。必ず1人1人に感想を発表させるなどアウトプットの機会を設け、学んだ知識が定着するようにしています。勉強会での社員の姿勢や様子は、そのまま自分が改善すべき点やその他の発見につながる良い機会となっています。
Q10
K. 事業を通して実現したい夢
私が育てた事業を継ぐ経営者の育成が私の夢です。私には社長業と経営者は別物だという思いがあるので、事業に関しては現場に立つ社員の中から誰かが私の後を担ってくれることが最良の策であると考えています。そこで、当社で働いている社員に経営者としての経験を積んでもらいたいと思い、現在、経営もできる社員の育成に力を入れて取り組んでいるところです。当社ならではの事業内容もノウハウも多く覚えることが山ほどあるのですが、日々学びを重ねて経営者としての力量を積み上げ、会社を率いるリーダーとなってほしいと願っています。大企業では経営陣入りすること自体が至難の業ですが、それが叶うのも中小企業で働く者の特権であり醍醐味ではないでしょうか。若いチャレンジャーの挑戦を、陰に日向に応援しています。
Q11
L. 夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり
自動車と生活の関わりは、地域によって事情が大きく異なります。例えば、東京はカーシェアリング、レンタカー、タクシーが需要の主流ですが、富山県を含む北陸地方では自動車は生活必需品の1つです。通勤、通学、買い物とどれを取っても移動のシーンに自家用車が登場します。そのような状況なので、家族の中で車を1人1台所有していることも珍しくありません。しかし自動車は、生活を便利にしている反面、一歩間違えば大惨事を引き起こす凶器に変わってしまうという側面も持ち合わせています。私は、この自動車という商品を扱う上で、安全性と信頼性を最優先に考えています。導入できる技術、例えば今では当たり前になった自動ブレーキシステムなど、テクノロジーが進化すればそれに対応できるように情報収集も勉強も欠かしません。クライアントの立場に立ったサービスを推進している当社では、大切なお客様の時間を無駄にしないよう、何かご相談を受けた際にはワンストップで解決ができるように努めています。
Q12
M. 社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること
日本では、自動車は購入されてから平均15年で廃車となっています。当社は、新車、中古車ともに買取りを行っています。修理が必要な個所があれば、徹底的に調べて修理を行ってから販売をしています。修理には、再利用可能な部品も使用してリサイクルを推進しています。どうしても廃車をしなければならない車に関しては、環境に配慮をして適切に処理をしています。また、車両を修理する際にも、環境に負担の少ない塗料やメンテナンスの方法を極力採用するようにし、エコロジーを第一に考えた事業運営に努めています。自動車がなくては生活が成り立たない地域があることも確かです。そのような地域に、環境負担が少なく、燃費の良い車や電気自動車の普及を推進することで、エコ活動の推進にも取り組んでいます。微力ですが、当社の環境への取り組みが、事業を通じて社会や地域への貢献、ひいては地球環境を守る活動につながることを願っています。
Q13
N. 自社の強み、面白い制度
人材の育成、人と人のつながりを重視している当社では、入社後に先輩社員と交換日記を行うというユニークな制度を導入しています。また、新入社員が早く自信をもって現場で活躍できるようにマンツーマンでの指導も行っています。勉強会や研修も定期的に開催しており、自動車の専門知識はもとより、保険、リース、日本語の正しい使い方や言葉の定義、価値観の共有に至るまで自動車販売に関わるありとあらゆるテーマを取り上げて学ぶ機会を作っています。最近、教育、実践、アウトプットを効率的に行っている成果でしょうか、通常は2,3年で習得する内容を1年で吸収した社員も出てきました。モチベーションを高く持った社員の成長は驚くほど速いので、私も社員の先を行くために常に学び続けて成長しなければいけないと思っています。これは、私にとっては良い意味での相乗効果です。当社では入社後早い段階でインセンティブを得ている社員も多く、会社全体のモチベーションアップに繋がっています。
Q14
O. 若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ
多様性という価値観が当たり前の世の中になりました。様々な価値観を理解するために、私の世代も含めてどんなことにもチャレンジする精神が益々求められています。それは、仕事でも遊びでも同じでしょう。実際にそれを体験するからこそ、人はそれを糧にして物事を理解し成長することができるのです。時には、自分でお金をだして経験を買うという投資も必要となることでしょう。また、失敗をすることがあるかもしれません。私は、社員が頑張った結果として生じた仕事上の失敗に対してはあまり細かいことを言わないようにしています。一番痛い思いをしているのは本人でしょうから。それよりも、なぜ失敗してしまったかということを客観的に考えてもらって、未来の成功に活かしてほしいと思っています。当社は、多様性を重視し、失敗すら成功の土台にしてしまうような文化が根付いています。是非、若いみなさんに当社で活躍の場を見つけてほしいと思っています。
Q15
P. 家族へのメッセージ
これまで苦楽を共にしてきた家族には、これまでも、今この瞬間も、これからも感謝を忘れることはありません。創業当時、まだ携帯電話もインターネットも普及していない時代に毎週寝台電車での移動を繰り返し、移動先から電話(今でいうガラケー)をかけて妻と金額の相談をし、テレビオークションで車を購入するという暮らしを続けていました。まさに、妻と二人三脚で商売を進め、ここまで会社を大きくできたのです。普段は気恥ずかしくて面と向かって言えない「ありがとう」をこの場を借りて伝えたいと思います。妻には、たまにガツンと叱られてバツが悪い思いをすることもあるのですが、まさに妻こそが公私ともに私の人生を支えてくれている人です。私にとっての日々の原動力は家族や私を支えてくれている人との関わりです。家族のように私をサポートしてくれている従業員の皆さんにも、今一度「ありがとう」の言葉を伝えたいと思います。
COMPANY PROFILE
- 社名
- インディオホールディングス株式会社
- 設立
- 平成8年5月8日
- 業種
- サービス業
- 事業内容
- 新車・中古自動車販売(国産・輸入車)
- 提供価値
- 安心・安全、信頼・信用
- 本社
- 富山県富山市大町64-1
- 活動エリア
- 東京、富山、石川、全国
- 採用情報
- https://indio.co.jp/indio-outline/recruit/