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東京都

株式会社黒坂鍍金工業所

代表取締役社長

黒坂 猛史

TAKESHI KUROSAKA

世界中の子供達が手にした時 幸せや感動を与えられるものを作る

夢の詳細は「製造業を未来の子ども達から見てかっこいいと言われる仕事」に成長させていくこと。もともと日本の製造業は発達しており「日の丸半導体」と呼ばれるなど世界には脅威でした。しかし現在、製造業は3Kと呼ばれ、若い子がどんどん離れてしまっています。もうひとつは、いじめや差別で子ども達が命を落とすことのない世の中にすること。そのためには物心両面豊かになるような社会にしなければならない、そういう仕組みづくりをやっていきます。

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PROFILE

  • 企業名

    株式会社黒坂鍍金工業所

  • お名前

    黒坂 猛史

  • 生年月日

    1973年10月17日

  • 出身地(都道府県)

    東京都

  • 出身校

    The White Mountain School

  • あだ名

    taco

  • キャッチコピー

    めっちゃおせっかいな5歳児

  • 世界中の子供達が手にした時幸せや感動を与えられるものを作る

  • 社名の由来

    人と人がつながることによって無限な可能性が生まれる

  • 人生成分6つのキーワード

    サッカー、三人の子供、社員、筋トレ、海外、緑

  • 部活、特技

    オールマイティ

  • 趣味

    お酒を飲む場に行くこと

  • 尊敬する人

    三人の子供

  • 好きな映画

    グレイテストショーマン

  • 人生のバイブル

    道を行く

  • テーマカラー

    ネイビー

  • ゲンかつぎアイテム

    成田山のお守り

  • パワー飯

    パスタ

  • 好きなお菓子

    グミ

  • 底力の源

    三人の子供

  • カラオケ十八番

    TUBE(ものまね)

  • 苦しいとき励みになった経営のテーマソング

    クラシック

  • 自分を動物に例えると

    さる

  • 好きなファッションブランド

    UNITED ARROWS

  • 子どもの頃の夢

    サッカー選手

  • 生まれ変わったら何になりたい

    自分

  • 休みの日の過ごし方

    一人飲み

VIDEO

CEO STORY

Q1

A. あなたをよく知る人物(家族・従業員・友人など)に紹介してもらってください。(他己紹介)

黒坂社長の紹介
当社代表黒坂は黒坂鍍金のお父さんみたいな社長です。社員一人一人を愛し、家族のように接してくれます。例えば会社の事や、プライベートの事で悩んでいると忙しい中時間を割いてくれます。こちらから困ってることを伝えなくても、顔を見て困ってることを察してくれて私たち社員の本当にお父さんのような存在です。会社の社長と社員と言う関係はなんだか遠い存在にあると、固定概念がずっとありましたが黒坂社長は違いました。話しかけやすく、接しやすい社長です。

Q2

B.上記であなたを紹介してくれた方はどのような存在ですか

高卒でウチに入社して、いま24歳になる栃木小山工場勤務の女子社員です。明るく元気で、バリバリ真面目に働いてくれています。生産管理や納期調整などに携わり、お客様からの評価も高いです。

Q3

C. 事業内容を詳しく教えてください

我が社は創業70年表面処理(メッキ)技術で、コンピュータ、半導体、車載、光学、電気製品など多くの産業の発展に貢献してきました。最古のメッキは今から約3.500年前に遡ります。その時代は耐食性、装飾性の向上を図っていたと言われているが、今は軽量化、小型化、電気特性向上などあらゆる物に使われています。最近の引き合いEV車、半導体、医療、航空機などなど。我々の生活を目立たないところで支えています。我が社はこの技術を活用して今以上に高収益企業を目指して、社員、社員の家族、その他我が社に携わる全ての人を物心両面豊かにする事に貢献することを目的にしている会社です。そして未来製造業がかっこいいと言われる業種の1つにしたいと頑張ってます。

Q4

D.どんな学生でしたか

高校を2つ“クビ”になっています。原因はケンカ。しかも自分が悪い訳ではなく、巻き込まれるパターンです。先生に「高校入学してハメを外しているやつがいるから止めてきて」と頼まれて行ったのですが、私が退学になっちゃいました。頼まれたら断れないタイプです。幼少期からそういうことがあって、5・6歳の頃「バギーが欲しい」という友達のためにデパートから勝手に持って来ちゃったことがあったくらいです(笑)。また、期待に応えようと大人たちの前で場を盛り上げるようなことを思いっきりやって、みんなが帰った後、脱力しすぎて吐いてしまったこともありました。

Q5

E.学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください

高校中退したあと16歳でアメリカに渡りました。人種差別も経験しましたが、アメリカって自分の力で生きていかなければならない国。そのスタイルが自分には合っていました。私は経営者の息子で、学歴も求められるという束縛の中で生きていることがすごく嫌だったんです。しかし1991年に日本でバブルが崩壊し、父の会社が債務超過になったことで学費が払えず、緊急帰国しなければならなくなりました。帰国後、アメリカでやっていたスノボを日本でもやろうと思い、渋谷スペイン坂のムラサキスポーツでグローブなどを購入した際に求人募集をみつけ、1週間後にその店で働き始めました。お金を貯めてもう一度アメリカに行きたかったんです。ムラサキスポーツではよく喋るおかげでよく売れ、異例の速さで社員になり、転勤した大阪支店では事業を立て直すまでになっていました。そんななか母から連絡があり、父の会社が忙しくなってきたから手伝ってほしいと言われ、3年間という区切りで家業に入社することになりました。入ってみると場当たり的な経営が目に付き「この会社をぶっ壊そう」という気概で経営企画室を立ち上げます。部下がいなかったので製造現場にいたやさしい先輩やノリのいい人を営業として起用しました。3年後、会社にもそれなりに貢献したし辞めてもいいだろうと思っていたのですが、父から会社を任せられ、社長というポジションを与えられてしまいました。当時2億8,000万円の赤字が出ていましたので、正直父親を恨みましたね。

Q6

F.最近感情が動いたエピソード

昨年、本当に気持ちが落ち込んだことがあり、会社に行くのが辛く、朝起きてもソファに座って過ごす、そんな時期がありました。高所恐怖症のはずの自分が、気付いたら宿泊先のホテルから飛び降りようとしていたんです。そのとき、精神的に追い込まれた人間は「解放」を求めてしまうんだとわかりました。それまで「自殺する勇気があるなら、ちゃんと前を見て戦って乗り越えろ」と思っていたのですが、「勇気があるから死ねるわけじゃない」ということが分かったんです。全てのものから解放されるのが「死」であるということなんだと。その気持ちを理解したからこそ、自分の会社でいじめや差別で辛い思いをする人はなくしたいし、精神的に追い込まれた人間が良い意味で解放されるような会社にしていきたい、今はそう考えています。

Q7

G.汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)

2013年、花巻工場で12万5千人分の致死量にあたる猛毒の薬品を5~6トン流出させたことがありました。貯蔵タンクのバルブに、除雪を依頼した業者が誤って除雪車をぶつけてしまったのです。テレビでも報道され、この時はさすがに「会社が終わったな」と思いました。「とにかく早く事態を収束させる義務がある」と奔走しました。原因の一つに、薬品を本来置いてはいけない場所に置いていたことがあり、自身のマネジメント力の低さを実感することになりました。他にも、持ち込みを禁じている電気ヒーターを社員が持ち込み空焚きしたために工場が1棟まるごと火事でなくなってしまったこともあります。

Q8

H.経営危機をどのように乗り越えましたか

よく周囲の人に「オレが同じ状況だったら死んでる」と言われます。会社が潰れることは危機ではなく、「辛い」となる前に「この状況をどう回収するか」「若い仲間を豊かにするためにはどうするか」「本当に大事なことは何か」ということに照準を合わせるようにしています。そもそも自分自身、危機を感じたことはないと思っています。マイナスだったらプラスにするし、必要なものがあればどんな手を使ってでも手に入れる、そういう思いで生きてますから。

Q9

I.社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い

私の曾祖父さん時代からうちの会社で60年間働いている、78歳の中村さんという社員がいます。その社員が若手社員とご飯を食べに行ったとき「昔はもっとひどかった。今やっと会社らしくなって、お金にも困らず暮らせている」と話してくれたそうです。ジェネレーションギャップがあるはずなのに、世代を越えて、ご飯を食べながら会社の話をしてくれたというエピソードに思わずウルっとしちゃいました。また社員への思いとして、さまざまなチャレンジをしてもらいたいと思っています。例えば20代の頃、経営企画室を立ち上げたとき、製造部から営業に転籍してくれた先輩には感謝されました。「製造の現場だけでなく、営業をやってみたらお客さんの気持ちが分かったし、お客さんと食事やゴルフに行ったりできたことも楽しかった」と言ってくれました。

Q10

J.リーダーシップのスタイル

いちばん大事なのは「自ら自分が学ぶ姿勢を見せる」「できないことにチャレンジし続ける姿を見せる」ことだと思います。自分ができたことを相手に押し付けても、自分と相手は身体も思考回路も全く違う存在、同じことはできないはずです。「僕はこういうやり方でやって結果を出した。この結果を出すために、君は君のやり方でやって」と伝えます。部下に対して「あなた自身の考え、あなた自身に存在価値がある」と示しながら導くことがリーダーシップだと思っています。上司と部下、そこに境界線はありません。大事なのは夢・願望・熱い思いを語りながらチャレンジする中で、部下に頭を下げて自分が苦手なものは「手伝って」と助けを求める姿勢も必要です。そしてチャレンジが成功した暁には、部下のベネフィットが何なのかを伝える。そこでコミュニケーションが生まれます。常に上司は低姿勢で、かつ揺るがない信念を持つべきだと思います。

Q11

K,事業を通して実現したい夢

ひとつは「製造業を未来の子ども達から見てかっこいいと言われる仕事」に成長させていくこと。もともと日本の製造業は発達しており「日の丸半導体」と呼ばれるなど世界には脅威でした。パソコン・タブレット・スマホ、そういったものの中身は製造業が支えています。しかし現在、製造業は3Kと呼ばれ、若い子がどんどん離れてしまっています。もうひとつは、いじめや差別で子ども達が命を落とすことのない世の中にすること。そのためには物心両面豊かになるような社会にしなければならない、そういう仕組みづくりをやっていきます。

Q12

L.夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり

何事もやってみなければ分からないので「決意10、方法ゼロ」をモットーにしています。また、やりたいことは10年後から逆算して決めていきます。だからこそ焦らずに進めていけます。そして、夢を達成したときに自分がどんな心の状況になるか。“ワクワク”なのか、“ムラムラ”なのか。そういう状況を日々妄想しています。プライベートでも、目標達成するために、やること・やっちゃいけないことを書き出しています。今は75キロ体脂肪15%を達成する!が目標。そのためには具体的に、朝腹筋100回、8時以降は食べない、週3回ジムに行くことを掲げ、寝る前・朝・昼、毎日目標を見るようにして、自分を洗脳させています。今日ぐらいいいや、と思ってしまったときは「何でこれやるんだっけ」という目的を確認します。ちなみになぜ痩せたいかというと、息子が洋服屋で働いていて、痩せたらそこでスーツを作ってもらう目標があるからです。

Q13

M.社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること

障害を持っている人やシングルマザーを積極的に採用しています。何を以て障害とするのか、「~の障害がある」と言語化することにこだわるのではなく、お互いの違いを認めることに重きを置いたら、差別やいじめはなくなると思うのです。自分自身も中学時代にいじめられたことがありましたし、離婚を経験してシングルファーザーとなったこともあります。そんな経緯から自社での採用において、自分と同じような境遇の人に良い影響を与えられたらと考えています。

Q14

N.自社の強み、面白い制度

強みといえば、自分が社長になってから20年間、リストラや早期退職を社員に迫ったことがないことです。また、極力四季折々のイベントを行うようにしています。企画は20代の社員に任せています。また制度ではないですが、社員・パートさん全員の誕生日にホールケーキをプレゼントしています。みんな、表には出さないけど意外と楽しみにしてくれているようです。

Q15

O.若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ

特に自分の代で採用した社員は「自分の生きる糧」です。社員に会うのが本当に楽しい、社員の笑顔に救われます。きれいごと抜きで人が好きすぎるんです。出会いは偶然ではなく必然だと考えています。最近では25年前ムラサキスポーツで部下だった人がセミナーに来てくれて再会しました。会う人、会う人「もしかしたら10年後ビジネスパートナーになっているかもしれない」そんな気持ちで接しています。

Q16

P.家族へのメッセージ

「自由に生きろ」ですかね。子ども達には、義務教育までは受けさせるけど、16歳になったら働く・海外留学・浪人・私立公立など全て自分で選びなさい、と伝えています。自由と責任は一体で、全ての現象は自分の選択から生まれています。選択と現象をリンクさせて常にブラッシュアップさせ、より良い人生を歩んでほしいです。

Q17

Q. 社長の推しポイント ※社員さんからのコメント

黒坂社長の推しポイントは、2つあります。
1つ目は、元気なところです。
朝会社に行くと「おはよ!今日も暑いけど頑張ろうね!」と挨拶をした後に一言付けて、朝の挨拶をしてくれます。これを聞くと、今日も頑張ろうと思います!これをやるやらないでは正直社員としてはモチベーションが見違えるほど変わります。

2つ目は、アットホームなところです。
一人一人の感情を考え、否定はせずアドバイスをしてくれます。どこかお父さんみたいに、暖かく見守ってくれます。社内イベントの際には、社員に手料理を振舞ってくれます。黒坂社長が作る料理でオススメはローストビーフと卵サンドです!社員みんなが好きすぎて直ぐに無くなってしまうんですけど、、、汗 前の日から仕込みをして、当日も朝早くから作ってくれます。家族のように接してくれます!

COMPANY PROFILE

社名
株式会社黒坂鍍金工業所
設立
1954年2月 ※創業:1948年8月
社長就任
2004年
業種
製造業(めっき加工、表面処理)
事業内容
表面処理メーカー
提供価値
鍍金業で人々の生活を支えより良い社会へ
本社
東京都大田区山王4丁目15番15号
拠点活動
http://www.kurosakamekki.com/
活動エリア
地球
社員数
44人
採用情報
新卒、中途