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秋田県

株式会社BeeneStyle

代表取締役

佐々木 勇太

YUTA SASAKI

地方と鍼灸の可能性を全国へ!

FAVORITE

PROFILE

  • 企業名

    株式会社株BeeneStyle

  • お名前

    佐々木 勇太

  • 生年月日

    1987年4月22日

  • 出身地(都道府県)

    秋田県

  • 出身校

    赤門鍼灸柔整専門学校

  • あだ名

    ささゆー

  • 自分の名前の由来

    2400gで多少小さく生まれたため、勇気のある太くて勇ましい人間になってほしいという思いから。ゆうたの読みは父の勤めていた大手電気メーカーの給湯器の名前からという曰くつき。

  • キャッチコピー

    髪の毛もじゃもじゃ情熱鍼灸師

  • 地方と鍼灸の可能性を全国へ!

  • 社名の由来

    当社の社名「Beene」は、「Bee(蜂)」より着想しました。「ミツバチ」は花粉を運び果実や木の実を「実らせる」重要な役割を担っています。また「be」は英語で接続詞とされていることから、我々鍼灸師とお客様が繋がる(接続)する場所としてありたい。美容は生活者の皆様の人生を豊かにするものとして「美はいいね!」と提案の意を込めて「Beene(美、いいね)」としています。

  • 人生成分6つのキーワード

    運、鍼灸(はりきゅう)、秋田、酒、音楽、野球

  • 部活、特技

    野球、サッカー

  • 趣味

    スポーツ観戦、ライブ、フェス

  • 尊敬する人

    日本のために戦ってくれた方々

  • 好きな映画

    ショーシャンクの空に

  • 人生のバイブル

    今!最高に楽しい!

  • テーマカラー

    イエロー

  • パワー飯

    ラーメン

  • 好きなお菓子

    おっとっと

  • 底力の源

    家族

  • カラオケ十八番

    小さな恋の歌(モンゴル800)

  • 苦しいとき励みになった経営のテーマソング

    Another Starting Line(ハイスタンダード)

  • 自分を動物に例えると

    マグロ(多分止まったら死にます)

  • 好きなファッションブランド

    頑丈なやつ

  • 子どもの頃の夢

    サッカー選手(小2で野球始める)

  • 生まれ変わったら何になりたい

    大木(止まってゆっくりと景色を見ている生活をしてみたい)

  • 休みの日の過ごし方

    子供とお出かけ

CEO STORY

Q1

どんな学生でしたか

家から近いというだけの理由で、地元で有名な高校に進学しました。周囲からは「絶対に合格しないからやめておけ!」と言われていたのですが合格できました。入学後、入試突破を目標に生きていた私は、燃え尽き症候群の状態に陥りました。他の学生が「大学進学」とその先の「目標」に向かって突き進んでいく中、自分は「何を目指したら良いのか」と暗中模索の状態に陥っていたのです。いよいよ進路を決める時期になった時、母が「あなたは、人と関わる仕事に向いている」と助言をくれました。当時私はサッカー少年でしたので、「スポーツ」と人に関わる仕事が頭に浮かびました。そして、怪我や故障をした時にお世話になった整骨院や鍼灸院の先生のことが思い出され、鍼灸師を目指したいという思いが芽生えたのです。

Q2

学生時代から社長になるまでの道のり(経歴)を教えてください

自分の進路を決めた私は、大学進学率95%の高校から鍼灸師の資格を取得するための専門学校に進学しました。卒業と同時に鍼、灸、あん摩マッサージ指圧師と3つの国家資格を取得し、東京の治療院での就職も決まって意気揚々としていました。しかしリーマンショックのあおりで内定取り消しの憂き目にあってしまったのです。とりあえず資格をいかせる仕事を得て、仙台市の介護サービス企業で訪問療養マッサージ師として働き始めました。しかし、ビジョンのない就職ではモチベーションをあげることができず、専門学校を卒業した頃の「経験を積んで、鍼灸院を開業したい」という熱い思いもどんどん薄れていきました。そんな私の転機となったのは、故郷での豪雪による父の事業所の倒壊と東日本大震災でした。この2つの出来事が生き方を見直す契機となり、惰性な生活を改め、管理職になりました。しかし仕事で成功を重ね実績を出しても、満足感を得ることができません。結婚を機に地元に帰る決心をし、会社に辞意を伝えたところ「退職せず、秋田に出店しないか」と思いがけない方向に話が展開したのです。お世話になったこの会社は昨年(2022年)に退職し、同時に自ら美容鍼灸院の経営者としてのスタートを切ることになったのです。

Q3

最近感情が動いたエピソード

昨年の12月、私が代表をしている地元の社団法人の活動で、秋田では超有名なフリーアナウンサーの相場詩織さんをお招きして「横手市若手経営塾」として初めて女性限定のセミナーを開催しました。相場さんはとてもエネルギッシュな方で職業上、社会問題にも関心の高い方です。彼女が美容鍼の施術に来られた際に「秋田県で女性が仕事をする環境を、真剣に考える必要があるのではないか」という問題が話題になり、相場さんが私の地元の女性に対してセミナーを行ってくださることになったのです。当日は横手市の多くの女性が集まりました。会場からは、「エネルギーを貰いました」「生き方の参考になりました」など、ポジティブな意見が次々と飛び出し、横手市の女性のエンパワーメントに一役も二役も買う講演となりました。

Q4

汗と涙の塩(CEO)味エピソード(経営における最大の危機)

独立起業してからまだ1年なのですが、幸いなことに経営は順調で危機的な事態に見舞われたことがありません。しかし、起こり得るリスクへの備えは必要だと感じています。前職で管理職をしていた時に得た教訓の一つが、人事管理の大切さでした。前職では仕事の一環として、鍼、灸、あん摩マッサージ指圧師の有資格者を対象とした採用も担当していました。鍼、灸、あん摩マッサージ指圧師は士師業の一つで資格があれば独立開業できるため、応募者は玉石混交、バックグランドも千差万別、海千山千でした。お客様商売ですので、施術者の技術と同等、またはそれ以上にスタッフの人間的な要素が事業の運命を左右します。数ある応募者の中から、スタッフとして相応しい人材を選ぶことがどれだけ難しいかということを、会社員時代に身をもって体験しました。

Q5

経営危機をどのように乗り越えましたか

前職で社員が起こすさまざまなトラブルに対応するうちに、企業で働く人材の質が、事業運営に大きな影響を与えることを身をもって知りました。人事にまつわるさまざまな経験から、採用時の面接には特に重点を置いています。事業を伸ばし、会社の健全な雰囲気を保ち社内の人間関係を良好に保つためには、会社にとって好ましい人材で組織を構成することが重要です。人の人格は入社後に育てるということが難しく、短時間の面接で見極めるもの難しいのですが、こちらが提示した条件で責任を持って仕事をやりたいという意思を持っている人かどうかを見極める力を養うことで、適切な人材を採用できるよう努力しています。最近は紹介のあった方を面接することが多いのですが、仲間として自分の鍼灸院に迎えたいと感じることができかどうかも判断の大切な要素にしています。

Q6

社員とのエピソード(名物社員紹介)、社員への思い

私の鍼灸院では、顧客ファースト、社員ファーストをモットーにしています。仕事における社員の技術の向上と同じくらい、社員のプライベートの充実も応援しています。技術指導の面では、私自身が美容鍼の技術をお客様に施術できるレベルに到達するまでスタッフ一人一人に2か月ほどを費やし研修を行っています。スタッフ自身が満足していないと、お客様が納得をする施術を施すことはできません。有休取得の推進も含めて、社員がプライベートを充実させ生き生き働くことは、経営者としても大切な課題です。スタッフ自身にも美容鍼灸で自分らしく美しく輝いてもらおうと、月に一度無料で施術を受けることも認めていて、とても好評です。

Q7

リーダーシップのスタイル

鍼灸院では、お客様に完全にリラックスした状態で施術を受けてもらうというポリシーから、施術を個室で行っています。スタッフとお客様だけの空間での施術になるため、私が施術の現場でスタッフを指導する機会はほとんどありません。スタッフに求めているものは、全てのスタッフが目の前にいる患者さんに対して満足して頂ける施術、サービス、雰囲気を提供することです。どのスタッフが施術してもお客様が満足していただけるように、プロセスやルールのマニュアル化に力を入れています。このマニュアルを使えば、お客様の理想に近づく施術が提案できるよう構成されています。

Q8

事業を通して実現したい夢

ズバリ、鍼灸師の活躍の場を広げることです。鍼灸師は国家資格であるにも関わらず、その技術を使って働ける場所が限定されています。私が仙台から地元の秋田に戻った時、学生の頃に関心を持った「美容鍼」での事業の展開を勤務していた会社に提案したことがきっかけで、地元で「美容鍼」が大変評判になりました。このことからも、私は美容鍼が美容外科治療と同じくらいの潜在的需要を持っていると考えています。美容鍼の事業を通じて鍼灸師の、特に女性の鍼灸師が活躍できる場所を提供していきたいと思っています。そして、私の鍼灸院が美容鍼を通じて鍼灸という素晴らしい技術と人を繋ぐ場所になってほしいと願っています。

Q9

夢を実現するために武器となる社長の強み、こだわり

美容鍼灸の可能性を広げたいと思っています。美容外科医療とも、エステとも違う精神的なフォローも含めたサービスを提供する美容鍼灸という新しい分野の開拓に挑戦しています。経営者としてこだわっていることは、お客様ファーストであり従業員ファーストである経営です。美容鍼灸の普及には、その技術を持った鍼灸師の施術に対する客様お満足度に頼るところが大きいのです。スタッフが仕事に満足して安定している状態でなければ、顧客に全力投球をして満足な施術を施すことはできません。スタッフに美容鍼の技術を教え、雇用面の条件に関しても納得のいくものにすることで、技術面、待遇面への不安をなくし鍼灸師が施術に集中できる環境を整えています。

Q10

社会貢献、地域貢献、SDGsに関して実行していること

鍼灸院の経営の他にも、地元横手市の活性化を目的とした「一般社団法人ICE PICK」の代表を務めています。「ICE PICK」の活動では、地元の経営者の基盤作りから始めて「持続可能な横手」の実現を目指しています。地元の経営者の事業基盤が安定していない状態で様々なイベントを企画実行しても、それは一過性のもので終わってしまいます。ですから「ICE PICK」の活動を通して地域の経済基盤を安定化させ、秋田で働きたい人が活躍できる「場所」作りに挑戦しています。美容鍼灸院の出店もその一例ですが、秋田にも隠れたビジネスチャンスはまだまだあるはずです。「ICE PICK」は、そんなポテンシャル事業への支援、県外に出た方のUターン就職の「ハブ」になることを目標にしています。

Q11

自社の強み、面白い制度

鍼灸師が幸せに働ける労働環境づくりを目指しており「有給消化率100%」を推奨しています。従業員には、仕事の調整に責任を持ってもらえばそれで良いという考えなので、有給に関しては理由も聞かず100%許可しています。それでもスタッフは、有給の使い道を私に共有してくれることがほとんどです。この間「アイドルとZoomで話せる機会があるのだけど、1日のなかでどのタイミングになるかわからないから有給が欲しい」というケースもありました。休みの取りやすさも、働きやすい職場環境の構築の重要な要素だと考えています。

Q12

若者に望むこと、共に挑戦したいこと、メッセージ 

これから鍼灸師になる人が、鍼灸師になって良かったと感じる社会環境を作っていきたいと思っています。美容鍼灸で、鍼灸師として安心して生活できる仲間を増やすのが私の夢でありライフワークです。鍼灸院のテーマになっている「ハリヒト」は「HARI=鍼」「Licht=光(ドイツ語)」の2つの言葉をあわせた造語。この言葉に込められたコンセプトは「輝け。わたしらしさ」です。この言葉には、お客様が美容鍼灸を受けることで内面からの輝きを手に入れてほしいという願いが込められているのですが、それと同時に鍼灸師が美容鍼灸という新しいアプローチを通じて活動の場を広げ、光を浴びて輝き、幸せになれるようにという願いも込められています。

Q13

家族へのメッセージ

妻、子供、両親、全ての家族に感謝しています。私のつくりたい世界の実現のために、みんなが協力してくれていることをいつも感じています。時には、家族に無理を言っていることも自覚しているのですが、それでも文句も言わずに理解してくれ、脱帽する思いです。でも、すべては家族に理想の社会をプレゼントしたいと思っているからだということを分かってもらえたら尚嬉しいです。家族がいるからこそ、こうやって目標に向かって頑張ることができています。

Q14

社長の推しポイント

佐藤洋先生(仙台)鍼灸師あん摩マッサージ指圧師、柔道整復師整骨院・鍼灸院2店舗経営の美容鍼専門鍼灸院の立ち上げ、メニュー構築をサポートしたビジネスパートナーです。↓
私たちが事業を行う治療業界は、離職率が高く資格を取っても数年で業界を離れてしまったり、思ったような仕事ができないと悩む鍼灸師がとても多い現状です。そんな中、ハリヒト横手の佐々木代表は一人でも多くの鍼灸師が鍼灸師として働ける環境を作りたいと本気で思い、鍼灸を受けたことがないという患者様が1人でも多く治療に触れていただき鍼灸の素晴らしさが届くように日々動き続けている方です。そして、地元秋田県横手市という小さなマーケットから始まった小さな灯火を少しづつ全国に向けて熱く大きなものに成長させていっています。
今年からは盛岡市での新規出店を皮切りに全国展開していくと聞いております。そんな思いを語るだけではなく、技術と思いの詰まった素晴らしいサービスを形にするためにたくさん動ける素敵な方です。

COMPANY PROFILE

社名
ハリヒト横手・一般社団法人ICE PICK
設立
2023年9月
社長就任
2023年9月法人化
(独立は2022/5月)
業種
医療・鍼灸
事業内容
美容鍼を世界に広げる・地方に夢を造る
提供価値
常にワクワクした毎日を造る
本社
秋田県秋田市中通6-6-15パークヒルズ中通2F
拠点活動
https://j-b-h.info
活動エリア
秋田県・仙台市・全国
社員数
6名